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江(対峙する利家と家康)

投稿者:タケ海舟 投稿時間:2011年08月31日08時23分47秒 | コメントなし | トラックバックなし

捨て身の利家・余裕の家康sign01

徳川家康が、大名間の無許可婚姻禁止条項を違反した事を巡り、これに抗議した前田利家・石田三成陣営と家康陣営との間に、『いよいよ戦かsign02』という雰囲気が漂い始めましたshock

家康・利家の屋敷には、それぞれに味方しようとする諸大名達が軍勢を率いて駆けつけましたdash

家康は予め、伏見や大坂で戦になる事を想定していたのでしょうかsign02既に、徳川四天王の一人、榊原康政(さかきばらやすまさ)の率いる、二万余の軍兵を関東より呼び寄せていましたsign03

実のところ、康政は確かに軍勢を引率して上洛を目指していたのですが、兵力二万というのはあくまでも誇張でありましたcoldsweats01(実際は五千人程だったみたいです・・・)

康政は京都への入口にあたる近江国瀬田辺りに駐屯して、『徳川軍二万が上洛するぞsign03』という偽情報を流して、反家康派に心理的プレッシャーを与えましたpunch

一方の利家側も、領国加賀から軍勢を呼び寄せていましたdanger両者は臨戦態勢を完了させていましたthunder

ところで、双方の屋敷に集結した諸大名を眺めていますと・・・

家康の方には問題の婚姻相手であった伊達政宗や福島正則、またこの頃から家康との接近が顕著になる藤堂高虎等が詰めていましたup

これに対して利家の方を見ると、同じ五大老の毛利輝元・上杉景勝・宇喜多秀家、五奉行筆頭石田三成、そして武断派代表格の加藤清正、細川忠興、加藤嘉明(かとうよしあき)、浅野幸長(あさのよしなが)らが駆けつけていましたhappy01

力関係的にみると、今回の問題の発端は家康の一方的なご法度違反だった為、家康に分が悪かったみたいですねcoldsweats01

家康もこれ以上のゴリ押しは不利と考えたのか、慶長4年(1599)2月初めに四大老と五奉行と誓書を交換する事によっての和解が図られましたhappy01

両者の間を仲介した人物がいた事が窺えますthink こういう周旋が得意なのは、藤堂高虎辺りだと考えられるのですが実際誰が和解に向けて奔走したのかsign02不明でありますthink

この時、利家は病にも拘わらず、伏見にある家康の屋敷を訪れていますgood

ここからはタケ海舟の個人的な見解ですが・・・

余命いくばくもない事を悟っていた利家は、仮にこの時点で戦になったとしたら、勝てる可能性があると読んでいたのかもしれませんsign01

その戦になるきっかけとは・・・sign02

端的に言えば、自らが家康の手に掛かって命を落とす事ですimpact

自分が討たれたとなったら、前田に味方した諸大名や秀頼に心を寄せている日和見の人たちも、必ず家康打倒に立ち上がるだろうnew自分の命と引き換えに家康と刺し違えるのなら本望であるsign01秀頼と豊臣家を守るという秀吉との約束も果たす事ができるpaper

彼はそう考えたのではないのでしょうかok今回の政争の正邪を吟味すると、家康の道義的不利は覆い隠すべくもないくらい、明らかでしたdanger

しかし、家康は利家の意図を察していたと思われますdelicious

わずかな人数のみを連れて死地に飛び込んできた利家を、家康は丁重に迎え、しかも大いにもてなしたのでしたshine

この辺がタヌキオヤジ家康の真骨頂ですねsmile

利家も家康という人物の深味という物を、今更ながら思い知らされたのではないのでしょうかbearing

しかし、利家ははっきりと察していた筈ですdanger

家康が天下を狙っているという野望をいよいよ露わにしようとしている事にnew

そして、自分が間もなく死ぬという近未来的事実を、家康が知っていて、尚且、その時を待っている事もimpact

家康との決着を自らの命のある内につけなければならないpunch

利家は全てを次に訪れるであろう、最後の機会に賭ける事を決意しましたnew

次回はイヌとタヌキとの最終決戦についてお話させて頂きますsoon

 

補足:イヌとは前田利家の幼名が犬千代であった為、信長はよく彼の事を『イヌsign03』と呼んでいましたbleah

ちなみに秀吉はよく知られている通り『サルsign03』と呼ばれていましたok

とすると、家康はいつから『タヌキおやじdash 』と言われていたのでしょうねdash

 

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