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阿部正弘Ⅱ

投稿者:タケ海舟 投稿時間:2010年06月19日08時40分56秒 | コメントなし | トラックバックなし

despair前回に引き続き、阿部正弘のルーツ(ご先祖様)についてお話しますconfident

阿部正勝(まさかつ)の長男正次(まさつぐ)は父の死後、その遺領である武蔵国鳩谷(現埼玉県鳩ヶ谷市)5000石を継承しました。

正次の武功として著名なのは家康の人生最後の大戦といわれている、大坂の陣で

諸将に先駆けて大阪城内に突入。戦功第一と賞されました。特に、豊臣秀頼(秀吉の子)とその生母淀殿が逃げ込んだ城内の蔵を包囲し。彼らを自害に追い込んだことは有名です。家康は当初、秀頼母子を助命する方針だったといわれていましたが、 正次は井伊直孝(徳川四天王井伊直政の子)と協議し、後の禍根を断つべく、敢えて主命に背く形で、蔵に鉄砲を打ちこんだといわれています

最も家康も、孫娘の千姫(秀頼正室)が人質同然という形で、大坂城内にいた事もあり、秀頼母子助命交渉の折、千姫を取り戻す事ができたので、正次らの違命に関しては不問に付したかもしれませんok

戦後の元和3年(1617)、正次は上総国大多喜(現在の千葉県夷隅郡大多喜町)3万石に加増移封。同5年(1619)には、相模国小田原(現神奈川県小田原市)に5万石で転封となりましたhappy01この小田原城は戦国時代は後北条氏の居城、家康の関東入国後は譜代の重臣であった大久保忠世(ただよ)・忠隣(ただちか)父子が封じられていました。慶長終りの江戸幕府内の政争で大久保忠隣が領地没収となって以来、小田原城は城主のいない時代がしばらく続きましたが、正次が移封された事は、彼が、徳川幕府にとって大事な城を任せられるくらいに信任されていたという事になりますwink

元和9年(1619)は徳川将軍が2代秀忠(ひでただ)から3代家光(いえみつ)に代替わりをした年ですが、この年に正次は武蔵国岩槻(埼玉県さいたま市岩槻区)に再度、加増移封されました。

ところで、うっかりしていましたが、正次の生年は、永禄12年(1569)年。元和9年時点では50歳になりますcoldsweats01

現在の50代はいよいよ油が乗り切った年代で、組織でも中核を担う立場になると思われます。この頃の江戸幕府の重役に関しては、前将軍秀忠を補佐していた人々が40代後半から50代中心。現将軍の家光補佐組は20代から30代前半が主体となっています。家光時代最初の10年程は、依然として、秀忠が大御所として君臨しており、いくら将軍といっても家光にすべての決定権があるわけではありませんでしたdash重役に関しても、秀忠側の人達の力が強かったわけですが、寛永9年(1632)秀忠の死後は、家光への権力の一本化が進み、結果的に前代からの重役達は、役員(江戸時代的にいえば老中)を退任する事になりますwobbly

しかし、阿部正次の場合は、家光時代においても幕府の重職を務める事になりますupwardright

当時は徳川幕府が成立してまだ半世紀も経過しておらず、西国の外様大名や京都の朝廷の動向に関しては、絶えず目を光らせていなければならない状況でした。

とりわけ、朝廷との折衝または監視役として設置された、京都所司代(きょうとしょしだい)。そして、豊臣家の居城があった大坂には新たに徳川幕府による築城工事が行われ、西国大名の監視役として大坂城代(おおさかじょうだい)が設置されました。

後の時代、この両職は、本社役員に相当する老中(ろうじゅう)になる前に必ず、経験しなければならないポストになりますが、この時期の両職は極めて、厳しい環境の中、職務を果たさなければならないので、必然、政務の経験豊富な譜代大名を充てなければなりませんでしたdanger

この難しいかじ取りが求められる両職には、秀忠時代の重役が任命されました。

まず、京都所司代には秀忠近侍の3臣といわれた、板倉重宗(しげむね)(彼の父勝重〔かつしげ〕も所司代を長期に亘って務め、重宗は父の後任として赴任しました)が任命されました。

もう1つの大坂城代として白羽の矢が立ったのが、阿部正次でしたsign01

寛永3年(1626)の任命ですので、57歳での長期赴任でしたsign01

以来、正次は正保4年(1647)の死去まで、現職を勤め事になりますdiamond

 

大坂城代時代の正次の事績については、次回にしたいと思いますsoon

 

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